8月19日(火)、MOLは、横浜で開催予定のTICAD9イベントに先立ち、CCイノベーション(北國銀行グループ)、AAIC、WaziWaziと共に、虎ノ門エンパワーメントセンターSANGOにて「ケニア×日本:人財でつなぐ未来」セミナーを開催しました。セミナーの話題をさらったのは、山口産業(山口県宇部市に本社を置くエネルギー商社)への入社が決定した優秀なケニア人青年、バラカさんとルワテさんのお二人によるパネルディスカッションでした。LaMPの松井氏がファシリテーターを務め、様々なお話が展開される中、二人の流暢な日本語と深い日本文化への理解に会場の誰もが衝撃を受け、多くの日本企業からの参加者に強い印象を与えるとともに、グローバルな舞台で活躍できるケニア人財の力を証明しました。
LaMPの松井氏がファシリテーターを務め、様々なお話が展開される中、二人の流暢な日本語と深い日本文化への理解に会場の誰もが衝撃を受け、多くの日本企業からの参加者に強い印象を与えるとともに、グローバルな舞台で活躍できるケニア人財の力を証明しました。

8月21日(木)、二人は山口産業に到着、社員の皆さまから文字通り大歓迎を受けました(到着時の様子は以下のKRY山口放送のニュース動画をご覧ください)。二人を受け入れる山口産業の社員の皆さまには、最初少し緊張の様子が見られましたが、お二人のお話を聞いてすぐに笑顔に変わりました。
KRY NEWS「海外の優秀な人材を国内企業に紹介…事業開始で宇部市の企業が2人のケニア人を受け入れ」
8月25日(月)の週には、MOLの外国人材サービスのグループ会社であるMOL Careerのフィオ氏による日本のビジネス文化研修が行われ、彼らの日本での生活準備はさらに整いました。この研修では、職場での基本的なマナーや文化的な常識が、参加型で魅力的な形式で紹介されました。バラカさんとルワテさんの熱意と柔軟性は際立っており、今後日本での職業生活において成功を支える重要な資質を備えていることが示されました。

8月28日(木)の夜には、宇部市の篠崎啓二市長をはじめとする来賓を迎えた夕食会が開催されました。この集まりは、意義ある対話と文化交流を促進し、国際協力の精神をさらに強化する場となりました。夕食会の中で、篠崎市長はバラカさんとルワテさんの日本語力を高く評価し、本プログラムの成果と参加者の質の高さを称賛しました。

8月29日(金)朝には、MOLチームと山口産業は、駐日ケニア大使との特別会合を行い、駐日ケニア大使はこの取り組みに対する外交的な支援を強調しました。午後には宇部市役所で公式歓迎セレモニーが開催され、祝賀ムードは最高潮に達しました。大使と市長は、ケニアと日本の豊かな文化を象徴する記念品を交換し、両国の絆の深まりを再確認しました。式典の冒頭、バラカさんとルワテさんが堂々と登壇して日本語で自己紹介とスピーチを行い、自信と気品を見せてくれました。新しい職場、新しい土地に温かく迎えられたケニア人の若きプロフェッショナルが、地域社会に貢献する意欲を胸に歩み出す姿がそこにありました。

この節目は、彼ら個人の活躍を祝うだけでなく、文化交流の道を拓き、ケニア人財の活躍の可能性を広げ、ケニアと日本の間に持続可能なパートナーシップを築くというプログラムの大きなビジョンを体現するものでした。