商船三井ケニア社
2025年6月25日

扉を開く:ケニア人卒業生に日本での就業機会を促す取り組み

     6月17日、当社ケニア法人のMOL Shipping(Kenya)はJICA主催のABEイニシアティブ(*)・ネットワーキングイベントに参加し、当社のチームメンバーの一人が登壇し、現在のプロジェクト 「ケニア人ワーカーを日本へ」について発表しました。

「労働移動:日本で働くケニア人労働者」というスライドの前で発表する登壇者。

     このプロジェクトは参加者の大きな関心を集め、多くの方がその場で応募候補としての登録のためQRコードをスキャンして登録してくれました。プレゼンテーション後にもさらに多くの方が詳しい情報を求めてきて、日本でのキャリア機会に対するケニア人の熱意と好奇心を目の当たりにし、とても励まされました。

QRコードが表示されたスライドの前で講演を聞いている参加者たち。

イベントにはABEイニシアティブの卒業生が多く参加しており、日本での留学経験がどのように彼らのキャリアや人生を変えたかを語ってくれました。彼らの体験談は国際教育の持つ変革力を証明するものであり、我々のプロジェクトが個人だけでなく、ケニアと日本の両国にとって大きな影響を与える可能性を再認識させてくれました。

ナイロビで開催されたABEネットワーキングイベントの集合写真。

これらの話を聞きながら、私たちは日本に送り出すケニア人ワーカーの未来に希望を抱きました。彼らが貴重なスキルと経験を得て、自己成長や技術革新、成功の物語を持ち帰ってくれることを願っています。今回のイベントは、そのビジョンをさらに強固なものにしてくれました。私たちは、今支援しているワーカーたちが、個人としても職業人としても成長し、さらには母国の発展にも貢献してくれることを心から期待しています。


References | Notes


  1. (*) ABEイニシアティブ:アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ
    アフリカの産業人材育成と、日本とアフリカのビジネスを繋ぐ架け橋となる人材の育成を目的として、アフリカの若者を日本に招き、日本の大学での修士号取得と日本企業などでのインターンシップの機会を提供するプログラムです。2014年の派遣開始から2025年現在まで12代続いており、これまでの日本国内の約50大学に、累計で合計224人のケニア人が派遣されています。詳細はこちらご参照ください。

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